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セックスで感染する性器カンジダ症は男女ともに注意が必要

2020年03月13日

性器カンジダ症は、健康な人の皮膚や口腔内及び消化器官に常に存在する常在菌かつカビの一種のカンジダ菌が原因で発症し、性行為で感染するので男性も女性も注意する必要がある感染症です。

性器カンジダ症は、性行為によって感染するケースが最も多い感染症とされていますが、健康な人でも体内にカンジダ菌を何年も潜伏させているケースも少なくなく感染経路が判然としないケースが多いのもこの性病の特徴です。そのため、風邪などの疾患だけでなく疲労や過剰なストレスの蓄積によって免疫力が著しく低下すると体内のカンジダ菌が再活性することが多く、再活性したカンジダ菌は異常増殖し気付かないうちに再発してしまいます。

性器カンジダ症は、男性と女性の生殖器官の構造の違いによって症状に性差があり、カビが繁殖しやすい生殖器官が原因で女性は性行為未経験者でもカンジダ菌が異常増殖して発症するケースもある感染症です。
男性は、排尿で湿度のある陰茎先端や包皮と亀頭の接合部分などに痒みを伴う赤い発疹や水疱が発症するケースがありますが、ほとんどの感染患者が無症候性で感染に気付かず感染を拡大させます。
女性は、外部生殖器官の外陰部や膣に強い痒みや帯下の増加などの症状を発症し、カンジダ菌が異常増殖すると帯下がヨーグルト状や酒粕状などの異臭を伴う白い塊として膣壁や子宮頸管部に付着します。また、性交痛や排尿障害を引き起こすケースも比較的多く、外陰部や膣の痒みが焼かれるような灼熱痛に変化することもある感染症です。

性器カンジダ症は、水虫治療に用いられている抗真菌薬ポリエン系のアムホテリシンBやトリアゾール系のイトラコナゾールなどの内服薬が有効とされ、感染患部の潰瘍や痒みが強い患者には水虫の治療に用いられているイミダゾール系やアリルアミン系の外用薬を併用します。性器カンジダ症は、風邪などの疾患に加え疲労やストレスによって免疫力が低下すると再発を繰り返しますが、特に女性は体調不良が起因で膣内のデーデルライン桿菌の分泌量が低下し異常繁殖する病原菌です。
デーデルライン桿菌は、健康時には膣内をpH3.5?pH4.5の強酸性に維持していますが、体調不良や過剰なストレスが起因でpH5.0を超えるアルカリ性になると有害細菌の増殖が活性化され性器カンジダ症以外の感染症の感染リスクが高まります。
性器カンジダ症は、気付かないうちに再発しパートナーを再感染させているケースも多く、定期的な再発検査とピンポン感染を予防するためにパートナーと一緒に治療を受診する必要があります。