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ケトコナゾールで白癬・カンジダを解決!

2020年04月22日

水虫やカンジダ症は、カビの一種である白癬菌とカンジダ菌に感染することで発症する感染症ですが、治療には強力な抗真菌作用を発揮するアゾール系クロトリマゾールを有効成分とするエンベシドやイミダゾール系ケトコナゾールを有効成分とするニゾラールなどが有効です。また、抗真菌薬は頭皮のフケや鼻に赤い発疹などの症状が現れる脂漏性皮膚炎に有効とされ、脂漏性皮膚炎は常在菌かつカビの一種であるマラセチアが病原菌なので、強い抗真菌作用を発揮するエンベシドやニラゾールなどが多くの医療機関で治療に用いられています。

白癬菌やカンジダ菌は、菌内のステロイドであるラノステロールを複数の補酵素の働きで細胞壁の主要構成物質エルゴステロールを生合成しますが、イミダゾール系ケトコナゾールはラノステロールをメチル化する酵素の働きを阻害しエルゴステロールの生合成を抑制する医薬成分です。
白癬菌やカンジダ菌は、細胞壁の主要構成物質エルゴステロールが減少することによって細胞壁が薄く脆くなり、細胞自身の浸透圧に耐えられなくなった細胞壁は崩れ、細胞の形を維持できなくなり死滅します。
アゾール系クロトリマゾールは、白癬菌やカンジダ菌の細胞膜に含まれるリン脂質と親和性が特に高く結合しやすい特性があり、細胞膜の透過性を高め細胞の構成成分を漏出させるとともに核酸等の必要不可欠な細胞の構成成分の分解を促進させる医薬効果がある抗真菌薬です。また、感染者の体内から菌の細胞内への取り込みも阻害することから高い殺菌作用を発揮します。アゾール系クロトリマゾールは、細胞膜に膜障害を引き起こすことでエルゴステロールの生合成に必要不可欠な酵素の働きを阻害し、生合成を抑制してエルゴステロールの生合成量を減少させて菌自体を自壊させる静的殺菌効果を発揮する抗真菌薬です。

エンベシドの外用薬は、白癬やカンジダ症の感染患部を清潔に洗浄し1日2回?3回程度塗布し、完治するまで根気よく治療を継続します。治療薬は基本的に副作用も少ない外用薬になりますが、感染患部の体質によっては感染患部の症状が悪化するケースもある治療薬です。
膣錠は、白癬菌やカンジダ菌の細胞に選択的に作用するので感染患者への悪影響が無いので比較的副作用が少ない治療薬ですが、強い抗真菌作用を発揮するので違和感や発疹などの軽度の副作用から局所の焼けるような熱感や堪え難い疼痛などの副作用を発症するケースもあります。